(平成18年7月号)
「学校歯科健診の感想」
6月初めに校医をしている高津中学校の1年生の歯科健診をしました。
毎年私は1年生を担当して、健診の後に藤本歯科医院の歯科衛生士さん達が一人一人に歯磨き指導を行います。一人にかける時間は5分程度なので十分とはとても言えませんが、それでも嬉しそうに歯磨きをしている子供達を見ていると、少しは役に立ったかな、と思います。指導をした衛生士も、疲れた顔ですがやって良かったといった表情でした。
毎年健診の感想をかわら版に書いていますが、今年はちょっとがっかりしています。とにかくむし歯になっている子の数が、例年に比べ多いのです。せっかく生えてきた永久歯がボロボロになり、もう抜かなければならない子も数人いました。
八千代市の12歳児(小学校6年生)のむし歯の数は、治療してある歯も含めて1.8本という調査結果がありましたが全国平均の2.4本を大きく上回っているのは間違いないでしょう。これは高津中の学区域の子供達が八千代市の平均よりむし歯が多い、家庭での管理に問題がある、ということになります。学校の先生方の歯科治療に対する熱意に期待したいと思いますが、中学生になると部活や塾通いで、痛くなるまでむし歯が放置される傾向にあり、こんな教育政策をとる文部科学省に文句を言いたい気持です。
乳歯から永久歯に生え代わる時期も毎年すこしずつ遅れていくようで、今年の子供達を見ていると、少し前までの小学校6年生の歯科健診をやっているのかと錯覚するほど永久歯の生え代わりが遅れていました。クラスの半数近くの子がまだ乳歯を残しています。一つの学校の一学年を見ただけでオマエに何が言えるのか、と批判されるのを承知で話をさせていただくと、最近の子供達の体、体力、精神面も含めて、発達が遅れ始めているように思えてなりません。皆さん達はどうお考えでしょうか?
「知覚過敏症対策」
気温や湿度が高くなるとどうしても冷たい飲み物が欲しくなりますね、私も家ではこの季節、冷蔵庫で冷やしたお茶しか飲みません。そうなると歯がしみて来院される患者さんが増えてきます。金属を詰めたばかりでまだしみる、という方はいずれ治るのでまず心配ありませんが、歯周病で歯の根が露出してる、歯ブラシで力強く歯を磨いて根が磨り減ってしまっている、そんな患者さんは、残念ながら、すぐしみなくなる有効な対処方は、あまりありません。しみるのを止める成分が含まれている歯磨剤を使って、少しずつ症状を緩和させていくのも賢い方法だと思います。またブラッシング指導をうけて今までの歯の磨き方を変えてみるのも、これ以上症状を進ませない大事な方法です。「この歯のほっぺ側だけがしみる」というように場所が限局していればそこに薬を塗ることもできます。いつものことだから、とあきらめてぬるま湯でうがいをしているよりは、ちょっと相談してみて下さい、しみる原因を探してその対策を皆さんと考えてみたいと思います。
かわら版目次ページに戻る
![[月・火・金] 9:00〜13:00、14:30〜19:00 [水・土] 9:00〜13:00、14:30〜17:00 [休診日] 木・日・祝日 ★受付時間にお越し下さい。9:00〜17:00 ★都合により診療日・診察時間があわない場合はご相談ください。](http://fujimoto-d.net/themes/fujimoto/images/left1_2.jpg)


