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院長瓦版

(平成15年9月号)
フッ素によるむし歯予防

今月は「フッ素でむし歯を予防する」がテーマです。

 「フッ素を歯に塗ると、むし歯になりにくくなる」ということはもう誰でも知っていると思います。フッ素は天然の成分で、水や、土の中にも含まれています。そのために海の中の生き物(海草、魚)、土でできる食べ物(野菜類)から人間はフッ素を自然に取り入れています。もちろん、天然の湧き水などから取り込むこともできます。バランスよく食事をしていれば、フッ素は不足することはありません。

 しかし、むし歯を防ぐために歯の質を強化するとなると、特別にフッ素を取り入れなければなりません。その方法として、フッ素を水道水に混ぜ、飲み水として毎日少しずつ体に取り込む(これは国が政策としてやらなければできません)。学校の水道水にフッ素を混ぜる、(これも国の方針でないとできません)。実際にタイではこの方法で子供のむし歯の数は半分以下になり、日本の子供のむし歯の数とほぼ同じになりました。香港やアメリカの一部の州でも実施されて、よい結果が出ています。韓国でも実施されるそうです。

 しかし、フッ素を飲みたくない人間もいるわけで、日本では現実的とは言えません。北欧ではフッ素の錠剤を学校で子供に配り、飲ませています。歯科健診は無料で制度かされ、健診を受けていない人がむし歯になった場合は保険対象外になります。

 日本では便利な錠剤は手に入りません。したがって、直接口の中にフッ素を入れなければなりませんが、たくさんの種類があり、選択に困ります。

 一番知られているのが、「フッ素入り歯磨き剤」フッ素の濃度は低く、水に溶けやすいフッ素を使っているため、十分な効果は期待できませんが最も入手しやすい物です。

 次が歯科医院や保健所で定期的に塗布する「高濃度のフッ素」むし歯のできやすさにより、年に2回から4回くらい塗布しますが、歯科医院に行かなければできないのでこの方法は親しだいとなります。同時に歯のチェックもできるので一番有効ですが、医者嫌いのお子さんには辛いことでしょう。よくフッ素を塗るのにいくらかかるか質問されますが、藤本歯科医院では、初診料、再診料の中で塗布しますから、特別に費用はかかりません。

 一般的には普及していませんが、寝る前にフッ素液でうがいをする「フッ素洗口液」と「フッ素入りジェル」があります。どちらも寝る前に歯磨きをしてから使いますが、洗口液はほんのり甘い味が付いていて小さなお子さんにも好評ですが、ブクブクうがいができないとあまり効果がありません。フッ素ジェルは歯ブラシでは全体にざっと塗るだけですが、塗った後にうがいをしてはいけないのが不評のようです、効果は歯磨き剤や洗口液より上ですが、日本で寝る前に塗る習慣が根付くのかは不明です。

 以上のフッ素製品は藤本歯科医院に全て揃っていますから、一度ご相談下さい。



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