(平成15年5月号)
児童虐待と虫歯の関係
5月1日付けの新聞に、児童虐待と虫歯に相関性がある、という記事が載っていました。読んだ方も多いのではないでしょうか。東京都の調査ですが、6歳未満の虐待を受けている子供の虫歯の平均が3本、一般の子供の平均0.88本と比べてかなり多いとのことです。
6歳以上の場合でも、同年代の一般児童の2倍以上の虫歯保有率だそうです。また、虫歯ができても放置されるため、11歳、12歳の被虐待児の虫歯治療率は12.7%、24.2%と一般児童の70%とは大きな差があるとのことです。
考えてみれば当然のことなのでしょう。虐待の定義には、身体的、性的、精神的虐待だけでなく、子供の健康、安全への配慮を怠ること、衣食住への無関心、怠慢、そういうことも含まれるのですから。
去年のことですが、千葉県から「虐待を受けてケガをしたと思われるケースは進んで報告をして欲しい」といった内容の要請が歯科医院にもきました。
幸い藤本歯科医院では、今までそういったケースはなかったように思います、子供のケガや、多数の虫歯で児童虐待まで心配する時代になってしまったのは、本当に残念なことです。
女子医大病院誘致について
前市長の不祥事に絡み、東京女子医大付属病院を八千代中央に誘致する話が頓挫してしまいました。(大学側が手を引いてしまいました。)
いざ病院ができれば、大変な経費が掛かるのは確かです。しかし、それを理由に大学病院はいらないと言ってしまうのは、いかがなものでしょうか。一刻を争う緊急事態に救急車は来たけれど、どこにも受け入れてくれる病院がなく、行き場所を探しているうちに亡くなってしまう。こんなことは珍しくない事です。
歯科で言えば、有病者、高齢者の抜歯は一般歯科ではできないことが多く、かと言って体力的に遠くの病院に行けないため、やむなく放置している。そんなケースは当院にもあります。
口腔ガンの疑いがあっても、検査のために1時間以上かけて大学病院に行くのは気が進みません、私も紹介状を出し辛いのが本当のところです。同じ八千代市に大きな病院があれば、色々なマイナス面があったとしても、最終的にはプラスの方が多いと思います。
私も救急車の中では死にたくありません。宜しければ、誘致の署名にご協力をお願いします。
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